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2001年11月9日
(株)博報堂 エルダービジネス推進室
HOPEレポートV 「エルダー層のお金に対する意識調査」
「金時(きんとき)持ち」である50歳以上のエルダーたち。その生活の中味が初めて見えてきました。生きがいを感じ、もっとお金をかけていきたいものとして挙げられたのは、「国内旅行」「健康作り」「芸術鑑賞」「配偶者との交流」。今後消費が大きく伸びるテーマと判明。
これからは、「夫婦消費」がエルダーのキーワード になることがわかりました。
HOPEレポート: :高齢化が急速に進展するなか、50歳以上のエルダー世代は、いま変化しつつあり、注目されています。このエルダー世代に関する生活意識や現状を探っていくレポートです。
今回は、お金も時間もある「金時(きんとき)持ち」であるエルダー層に対し、「お金に対する意識調査」を実施しました。エルダーの「お金と生活」に関する発見、さらに、「お金意識クラスター」を抽出し、 11パターンに分析した結果もご紹介しています。これまでの「枯れて行く」老後観とは違った、元気で意欲的な「ニューエルダー(高活性化層※p8参照)」の姿がはっきりと見えてきました。  
■「金時持ち」ピークは、65歳から74歳までのエルダー本格前期。 (p3参照)
「自由に使える時間」は加齢とともに増えていくが、「自由に動かせるお金」は75歳以降大きく減少し、お金と時間のバランスが崩れていく。特に、女性の落ち込みが激しい。
■今後消費が伸びそうなものは、「国内旅行」「健康作り」「芸術鑑賞」「配偶者との交流」。
 (p3参照)
「国内旅行」「健康作り」は現在もお金をかけていて、まだまだ伸びる可能性が高い。交際・交流は、生きがいとしては「友人」「孫」「子供」だが、今後の消費拡大の相手は「配偶者」。趣味の中では「芸術鑑賞」が生きがいがあり、伸びが期待できる。
■エルダー世代に必要な二大資本は、「経済的ゆとり」と「健康な体」 (p4参照)
今後お金をかけたいこと(消費)の実現に必要なものとしては、当然ながら「経済的ゆとり」が1位。
2位に「健康な体」がきており、「健康あってこそ」のエルダー世代の意識が垣間見えます。
夢の実現に必要なものとしては、やはり「健康な体」が1位に挙げられており、その次に「経済的ゆとり」があげられました。歳をとればとるほど「健康な体」の必要度が増し、逆に「経済的ゆとり」は加齢で減少。
■妻は自分のために、夫は二人のために。夫婦間で「お金意識」に溝。 (p5参照)
「自分一人の今と将来」に使う女性、「自分と配偶者二人の将来」に使う男性が多い。「社会のためにお金を使う」、「子供や孫のためにとっておく」人は少数派。
■子供に期待せず、自立するエルダー。「子孫に美田は残さず」の傾向。 (p5参照)
50歳から74歳までの夫婦は、「子供・孫」とお金で自立していて、「遺産を残す」意識は75歳以上の人だけがやや高い。子供からの経済援助を期待しない人が9割以上もいて、「子供・孫」とはお金でつながらない関係を望んでいる。
■お金と生活面から見ると、ニューエルダー※は「健康投資志向族」「キリギリス族」が多い。 (p6参照)
お金意識だけでなく、生活実態・意識・金融機関/商品との付き合いを総合的に分析し、その特性から 11のクラスターにエルダー世代を分類することができた。
一番多いのは、やりたいことはあるが、お金にゆとりがない「不安に備えるアリ家族」で18.4%。次に、自分では運用しない「妻にお任せ無関心族」が17.1%と続く。
元気で意欲的な「ニューエルダー」は、主に健康作りにお金を使っている「健康投資志向族」、やりたいことにお金を十分使っている「今を楽しむキリギリス族」に数多く見られ、社会のためにお金を使いたいと考えている「まだまだ現役・社会貢献族」にも数は少ないながら、見られる。
※=高活性化層(p8参照) 
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