博報堂エルダービジネス推進室では、50歳以上のエルダー生活者について、常時さまざまな調査・研究を実施しております。このたび、2007年4月から始まった「団塊のリタイア」に焦点を合わせ、首都圏及び関西圏の58〜60歳(428名)の調査結果を中心に「夫婦の関係」と「携帯電話・PHSの使用」について分析した結果をまとめましたので、ご報告いたします。
調査結果によれば、定年を迎えて、約8割の団塊男女が「夫婦仲良く暮らしたい」と考えていることがわかりました。次いで、男性は「趣味をやりたい(72.4%)」、女性は「配偶者にも家事全般に協力してほしい(58.8%)」と思っていました。しかしながら、約3割の男性が「料理をしたい」、「自分も家事(料理以外)をしたい」と考えていることから、少しずつ、夫婦に歩み寄りの傾向がでてきたようです。
定年をきっかけに始めたい(始めた)習い事としては、男性のトップ3は「料理教室」「語学」「園芸」で、女性は「パソコン」「スポーツ教室・レッスン」「語学」でした。ここでも、料理をきっかけとする夫の妻への歩み寄りの姿勢が伺われます。
このように、気持ちとしては配偶者に気遣いを始めている団塊男性ですが、実際の行動においては、まだまだすれ違いもありそうです。定年を迎えるにあたり、男女ともに約4割が今までよりも配偶者のことを考えるようになったにもかかわらず、夫婦で話し合いをしたかどうかについては、62.4%の男性が「話し合いあり」と答えたのに対し、女性は48.6%にとどまりました。夫が思うほど、妻にはその気遣いが伝わっていないのかもしれません。今後、夫婦仲良く暮らすためには、気持ちと行動のギャップが課題として残っているようです。
また今回の調査で、団塊世代の9割近くが、携帯電話/PHSを使用しており、使用機能としても、「通話」と並んで9割以上が「メール」を活用していました。団塊世代にとって、携帯電話/PHSは、もはや必需品と言えそうです。また、今後使ってみたい機能としては、「テレビ放送の受信」や「テレビ電話」が上位に浮上しています。さらに、「位置情報サービス」などにも興味を持っていました。 |